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フィクションを作る方法

「橋爪大三郎といっしょに考える宗教の本」を読んで。

これを読んで思ったこと。気づいたことなど。

基準は作品づくりに役立つようなこと。

 

 一神教に関する見出しで「神は人間に『言うことを聞けば壊さない』と約束した」と書かれていた。一神教多神教の違いなど。

 

一神教は神と人間に絶対的な別がある。創造主と被創造者ということだが、その位というかにものすごく差がある。そして「神の意図(気分?)によって壊すことも容赦しない」ということ。神様に人間や世界を壊されないよう、神に従うということ。

 

多神教は人間と近い。人間を子供として生む、神同士・神と人などで交わって人間を生むなど。神と人間が親戚のような関係。喧嘩もしたりする。人間的な神様。

 

なぜ厳しい神を信じるかという話で、ユダヤ教が大国エジプトと興亡激しいメソポタミアに囲まれた土地で生まれたため、「この厳しい試練に耐えること=神の試練」としてすがったという記述があった。このこと自体はよく知られていることのような気もするが、「その成り立ちが理解の一助になる」ということを改めて感じた。

 

一宗教、一個人にはそれぞれ、「なぜこれを良しとするのか」「なぜこんなことを信じているのか」というようなことがありそのこと自体を受け入れられない(受け付けない)ということがあるかもしれないが、その成り立ちを見ていると「苦しい状況が当たり前だった→それを良い方向にとらえようとした。苦難を受けることが徳を積むことにつながっているとして意義のあるものにしようとした」などと考えると納得がいく。

 

ここまで来てあるシナリオのアイデアが浮かんだ。

 

それはあるいじめられっ子が自分の宗教を作るという話だ。自分の状況に完全にあった宗教。人、一人一人に対して、与えられた境遇が違い、それを個人は乗り越えていく。そこにはその境遇を乗り越える(受け入れる)ために、必要に駆られ生まれた信念やゆがみなどがあるだろうと感じた。